「ウエスト・ワールド」シーズン1が『チビるほど面白い!』シーズン2は…

海外ドラマはあまり見る方ではないんです。

「プリズンブレイク」や「ブレイキングバッド」や「ゲームオブスローンズ」も、話題だからと思って観たは観たんですが、そこまでハマらず。

でもこの「ウエスト・ワールド」はやばいハマりました。

「ドラマ観て寝られなくなる」というあの経験を久しぶりにしました。

あらすじ

「ウエスト・ワールド」という名のテーマパーク。そこはゲームの世界でも映画の世界でもない現実の世界。しかし、何をしても許される世界。
殺人、強姦、場合によっては人助け。そこで迎えてくれるのは「ホスト」という名の、人間そっくりに作られた言うなればロボットで、人間を殺すことはできないし、設定された言葉や行動しかできない。

物語は主に3つの視点で展開して行きます。

ウエスト・ワールドにやって来た客。ウエストワールドを管理する企業・スタッフ。そして「ホスト」という名のロボット。

それぞれの「ホスト」にはある程度決められた物語が存在し、それぞれが絡まり合って「ウエスト・ワールド」の世界が成り立っています。その物語を客が共に主体的に体感することがこのテーマパークの醍醐味でもあるのですが、だんだんと「ホスト」たちの中に設定していなかった行動をとる者あ現れ始めます。そして「ホスト」も気づき始めるのです。この世界がおかしいことに。

とまーなんとも難しそうな感じのするあらすじですが、そんなの関係なくとにかく面白い!理解できるできないに関係なく面白い!先が気になってしょうがない!久しぶりに朝までブッ通しで終わりまで観てしまいました。久しぶりに新聞配達の音を聞いた。

間違いなく第7話で「えぇえ!?」とぶっ飛ぶと思いますが、ひとまずその物語以外の魅力も以下で伝えて行きたいと思います。

豪華すぎる俳優陣

予告がありますのでご覧ください。

これから語ることは予告で言っていることと多少重複すると思いますが、まずは俳優について。豪華俳優陣を列挙して行きたいと思います。

  • アンソニー・ホプキンス(羊たちの沈黙/ヒッチコックなど)
  • エド・ハリス(アポロ13/敬愛なるベートーベン)
  • エヴァン・レイチェル・ウッド(レスラー/アクロス・ザ・ユニバース)
  • ジェームズ・マースデン(X-メン/大統領の執事の涙)
  • ジェフリー・ライト(007 カジノ・ロワイヤル/ブロークンシティ)
  • タンディ・ニュートン(クラッッシュ/ミッション:インポッシブル2)
  • ジミ・シンプソン(リンカーン 秘密の書/ホワイトハウス・ダウン)
  • ベン・バーンズ(ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛/ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島)

僕自身あまり外国人の名前を覚えられなくて、俳優に詳しいわけではないのですが、アンソニー・ホプキンスくらいは知っています。

そして他の俳優さんも「あれ?なんか観たことある」的な感じでわかります。わかりますってのもおかしな話ですが。

でも何よりも重要なのは演技力であり、アンソニー・ホプキンスとエド・ハリス。このお二方がしっかりと重厚感のある演技をしてくれているからかわかりませんが、まー場が締まる。説得力が半端ない。

しかしその説得力は、演技だけでなくそのセットを含めた映像も理由になっています。

シーズン1だけでも制作費1億ドル!!

シーズン1の全10話で1億ドル以上の制作費が投じられているそうです。

すごいですね。アメリカのドラマって。

一応調べてみましたが邦画だとシン・ゴジラが1500万ドルだそうです。この数字が嘘か本当かはわかりませんでしたが。

ですがウエスト・ワールドの第1話となるパイロット版の制作費は2500万ドル。これだけでもうシン・ゴジラは抜いています。ぐへぇ。

ちなみに「ゲーム・オブ・スローンズ」のパイロット版の制作費は2000万ドルだそうです。

お金は所詮お金で、道具でしかないので、どれだけの量が使われていようがそれが面白さの尺度にはなり得ないですが。ですが、かかる熱量の大きさは伝わるかと思います。

そしてそれだけお金をかけるに足る信用が制作スタッフにもあるということです。

J・J・エイブラムズ × ジョナサン・ノーラン

どうやらスターチャンネルのサイトによれば、製作総指揮に名を連ねるのが

  • J・J・エイブラムズ
  • ジョナサン・ノーラン
  • リサ・ジョイ
  • ジェリー・ワイントローブ

そして監督をジョナサン・ノーラン。脚本をジョナサン・ノーラン、リサ・ジョイが務めたということです。

このリサ・ジョイさんとジェリー・ワイントローブさんはすいません、僕の勉強不足であまりよくわからないのですが、ジェリー・ワイントローブさんはどうやら有名な映画プロデューサーさんのようなんです。そしてリサ・ジョイさんはジョナサン・ノーランさんの奥さんという情報も…ありますが詳しくはよくわかりません。すいません。

ただ他の2人は知っています。もちろん!

J・J・エイブラムズさんはここで改めて説明する必要があるのかという感じですが、スターウォーズシリーズの監督、製作、脚本からスタートレックシリーズやSUPER8/スーパーエイト、M:i:III(←個人的にはM:iシリーズで1番好き)など、もう間違いない作品を作ってくれる方。そしてまた「第2のスピルバーグ」となり得る方としても有名です。

その「第2のスピルバーグ」となり得る所以の一つが、SFを得意とすることにあると思います。

「制作費をたくさんかけたエンタメ超大作SF」

こう聞くとなんか薄っぺらい感じもしてしまいますが、実際に観るとやはり間違いない。さすがな作品を作ってくれる方です。

そして脚本ですよ。

脚本ジョナサン・ノーランで面白くないわけがない。

クリストファー・ノーラン監督の弟として、作品を共同執筆している彼ですがその作品というのが、

  • プレステージ
  • ダークナイト
  • ダークナイト ライジング
  • インターステラー

ね。全部面白い全部僕好み。

基本的に勧善懲悪ではない、一筋縄ではいかない人間の根源的な部分がテーマの作品が多く、また「インターステラー」でSFの強さも見せつけた中でのこの作品。それがJ・J・エイブラムズとコンビでの製作ですよ。

重厚で、登場人物の心情やバックグラウンドに真に迫った描写。それによる葛藤。そして設定の巧みさ。先の気になる展開。後味…。

「どーゆーこと!?」「どーなるの!?」の連続。

間違いなく面白い!間違いなく面白かった!

何度も言いますけど第7話で絶対「えぇえ!?」とぶっ飛びます。

登場人物の思惑や、過去、事実が複雑に絡まりあって向かう圧倒的終幕…。

いやー凄かった。

シーズン2は…若干蛇足

正直4話か5話くらいでよかったと思います。

シーズン1では解き明かされなかった謎や思惑が明らかになって行きますが、ここの脚本も秀逸。シーズン1の最後に起こった出来事から物語の現在まではタイムラグがあり、回想するように、思い出すように物語は進んで行きます。

ここはスゴい面白い!

ただもう一つ、日本の江戸時代をモデルにした「ショーグン・ワールド」を舞台にして展開する話があるんですが、そこがまーいらない!

1シーズン10話必要ですからね。謎解きだけでは足りない部分をそこで使って時間稼ぎをした印象です。目的もよくわからないまま話は進んでいくし日本語カタコトだし日本文化勘違いしてる部分がやっぱり出てくるし。セリフは稚拙だし。マジでいらない。

そこ以外の話のクオリティがあまりにも高いので余計ムカついてしまいました。もったいない。

でもそこ以外は本当に面白いんです。ウエストワールドの始まりやキャラクターの過去。そして葛藤もより深く描かれていて、そして全体的にどこか…悲しい。

生きることや何かを目指して歩くことは喜びだけでなく、苦しみや悲しみも産んでいて、歩くことは疲れるし、家の外は時に寒く時に暑く、乾き、僕たちを苦しめます。

でも1人じゃなかったら、その道もきっと意味のあるものに感じられる。はず。

そんなことを考えました。

ただ面白いだけではない。手塚治虫のSFのような、哲学的なことを考えさせてくれる。素晴らしい作品でした。

 

あっ、最後にもう一つ、作品中ピアノが流れているんです。ところどころで。それがレディオヘッドとかニルバーナとか、洋楽のロックやポップスになっていて、そんな細かい部分でも楽しませてくれます。

以上、すんごいオススメです。蛇足も含めて読んでいただきありがとうございました。

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